日記

グッとこらえて
2021.05.26

羅臼町内にて天候回復を待つこと5日目。
一昨日までの予報では、明日よりも今日の方が条件が良かった。しかし、昨日の予報でそれが覆り、上空の寒気が居座ることで、知床半島は大気が不安定となり、風速20m/s以上の強風となってしまう予報となった。

本来の北海道は5月から6月にかけて一年で一番過ごしやすく、晴天率も高い。ところが今年は、本州の梅雨入りが3週間も早かったことがここ北海道にも影響を及ぼしているように思えた。
逸る気持ちを抑え、明日の予報が予報以上の好天となることを願い、抜かりの無いよう出発の準備を整えた。

7年ぶりの羅臼岳(らうすだけ)。前回はゴールの利尻岳の一つ前となる山だったため、天気は考慮せず、ただ早く登り、早くゴールへと走り出したい一心で濃霧の中を登り登頂となった。羅臼岳や知床半島の自然、景色、眺望には目もくれずに。そのため、羅臼岳がどんな山だったのか記憶にほとんど残らなかった。
それから、7年が経過。
今回は前回の分も含め、しっかりと羅臼岳、知床の素晴らしさに出会いたい。
明日はそれがきっと現実となるだろう。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです