計画ルートに合流
2021.05.08
朝靄が町を包み込む中、広尾町からとなり町の大樹町(たいきちょう)へとどこまでも真っ直ぐと延びる国道を歩く。
この日の最高気温は20度を超えた。日高山脈にはまだまだたくさんの雪が残るというのに、麓はどんどん季節が進んでいくようだ。
なかなかの交通量がある国道を出発から7時間ほど歩き、幕別町(まくべつちょう)忠類(ちゅうるい)の宿泊先へと到着した。
ここが日高山脈縦走を計画通りに進んでいたら、下山後10日ぶりの入浴をすることとなる予定だった宿だ。これで、ようやく計画通りのルートに合流したことになる。
明日は1日休養し、ここから残り300キロ、羅臼岳(らうすだけ)へ向けて気持ちを入れた歩きが始まる。