日記

宅地より広い昆布棚
2021.05.05

ゴールデンウィーク最終日。今年の北海道はこの連休中寒気が流れ込み、例年よりも寒かった。今日も快晴だった昨日から一転して寒空だ。

様似町(さまにちょう)からえりも町へと海岸線を歩いていると、日高の特産「日高昆布」の昆布棚(砂利が敷き詰められた平地)を多く目にする。漁の解禁は7月からと聞くが、時化の日の翌日、海岸に打ち上げられた昆布を拾って、早くも干される昆布があった。
砂やコンクリートではなく、砂利にするのは主に乾燥を早くするためだという。
集落によっては住宅地よりも昆布棚の方が圧倒的に広い。ハイシーズンになると、一面昆布となり、デメンさん(パート、アルバイト)に手伝ってもらうほどに大忙しとなるそうだ。
黒々と光る昆布がところ狭しと並べられる光景はきっと壮観だろう。
しかし、ここ近年昆布の生育が悪いという。どうも、寒流と暖流がぶつかる豊かな海の環境が、変わってきているからだそうだ。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです