スキー縦走3日目、昨日よりも1時間早く出発。理由は昨日が計画よりも進むことができなかったからだ。そのため、今日は20キロ近い縦走距離となる。

朝早くスタートしたおかげで、雪面はカリカリのアイスバーン。緩斜面でもいいスピードが出る。登りもシールを装着し直さずに、クロスカントリースキーの経験を存分に生かし、軽快に登った。それも功を奏し、1時間で4キロ前進することができた。
また、昨日よりも大きく緩やかな尾根が続いたことも、順調快適に前進することができた要因だ。

予定通り12時過ぎに夕張岳登頂。山頂付近は風が強く、体感温度は一気に下がったため、長居はせずに直下の夕張三吉神社を参拝して下山した。

夕張岳中腹の東側斜面を南へぐるりと回り込み、縦走を継続。
北側から見る夕張岳はピラミダルな美しい山容だったが、振り返ると荒々しい岩肌が露出した台形のどっしりした姿に変わっていた。
これも縦走の醍醐味だろう。

そして、19キロを過ぎた屏風山中腹で15:30を過ぎたため、3日目の縦走を終了し、イグルーを作った。
ほぼ計画通りの1日に、安堵と達成感を一人イグルーの中で感じていた。