日記

冬ごもりの実家生活最終日
2021.03.31

85リットルのバックパック(プロフィット85)にスキー縦走3泊4日分(食料5日分)を詰め込んで行く。一つ一つ吟味し、選び抜かれた装備の数々。それぞれに、これまでの軌跡がしみ込んでいる。

実家で過ごした今日までの131日間。両親と3人(1匹)で厳しい冬を乗り切るのは、意外にも人生で初めてのことだった。
「いくつになっても親と子の関係は変わらない」というが、お互いに成長し変わったところ、変わらないところに改めて…いや、初めて気づくことが多かったように思う。
日本3百名山ひと筆書きという、4年にもわたる挑戦のただ中ではあるが、ここでの時間は必然であり、この先の人生に意味を成すことと、自然と感じてきた。

明日、最終章への時計が再び動き出す。一時停滞中、実家でとどまりながらも4ヶ月以上月日は流れているのだが、今日までと明日からはきっと違う空気が流れているだろう。
十数年ぶりの実家で一冬を越える生活、和気あいあい、喜怒哀楽が詰まった131日間。
「父ちゃん、母ちゃん、ありがとう!行ってきます!」

 この日記に書かれている場所はこの辺りです