日記

276~283座を振り返って
2020.11.30

9月30日から始まった北海道の旅路、2020年全26座の内、北海道は8座で登り納めとなった。11月も最終日、今年1年を振り返れば、現在も感染拡大が止まらない「新型コロナウイルス」一色だった。
明日から始まる12月を前に、北海道8座を振り返る。

[ 276座目 大千軒岳 ]
北海道の旅路にいい流れを。羆(ひぐま)の気配に緊張感高く、疲労度も高く。腹痛に耐えて立った山頂、小さな島の中心にいるような感覚。青森県はまだ近い。

[ 277座目 駒ヶ岳 ]
時雨に見舞われながらも求めた、馬の背からの5年越しの剣ヶ峰。南側から見る駒ヶ岳は、剣ヶ峰が際立ち、北側から見ると猫の耳のような双耳峰。見る方角からで印象ががらりと変わる山もそう多くない。

[ 278座目 狩場山 ]
町から登山口まで18キロ、北海道らしく長い林道。「狩場山の羆はデカい」の言葉通りに糞もビッグサイズ。天候は良好でも体は不調。それでも耐えに耐えて、山には歓迎された。

[ 279座目 ニセコアンヌプリ ]
後方羊蹄山(しりべしやま)のパノラマ展望台。いつか海からつなぎたいニセコ連峰。登山前に五色温泉へ立ち寄り湯、下山後ではなく登山途中に入る温泉も贅沢だ。

[ 280座目 後方羊蹄山 ]
別名蝦夷富士、本家に劣らぬ美しさ。道民のみならず多くの人を魅了する。道民なら一度は立つべき頂だろう。

[ 281座目 樽前山 ]
これぞ活火山。溶岩ドームから吹き上げる絶え間ない噴煙に「もし今噴火したら…どうする!?」真剣に考える時間も。躍動感は北海道一だろう。

[ 282座目 余市岳 ]
女性的な優しい曲線、雪をまといさらに際立つ。スキー場オープン前の初冬、一年で一番登山者の少ない時期。それでも、銀世界と麓の紅葉とのコントラストが美しい。

[ 283座目 暑寒別岳 ]
あと一歩、間に合わなかった。今年も始まった一足早い北海道の冬。数少ないチャンスを待ち続け、渾身の登り納めをすることができた。

2020年、1年目の北海道は8座でひと段落。
ゴールまで残り18座。来年はどんなドラマが待っているだろう。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです