トンネル20本
2020.11.01
昨日の石狩市厚田から浜益村(はまますむら)までの海岸線を行く道のりにあるトンネルは、総距離8.2キロほど。今日はそれを上回る距離になりそうだ。
さぁ、トンネルの数は何本で総距離いったい何キロになるのか。
昨日トンネル内での単独事故を目の当たりしたため、不安や怖さもあったが、それとは別に、今日の道のりについて少し楽しみでもある。
目的地の増毛町(ましけちょう)内までは38キロ。気温は昨日よりもグッと下がった。それでも、雨になるよりはかなり楽だ。出発から2時間ほど、この日最初のトンネル(隧道)が始まった。
まずは覆道(ふくどう/「シェッド」とも言う)と併せて2キロほど、地図を見ると一旦外に出るようだが、実際には2本目のトンネルとは覆道でつながっていて、いつの間にか、今日一番長い浜益トンネルに入っていた。
地図の情報では4.2キロとあるが、実際は約4.8キロ!歩いて抜けたトンネルでは人生最長だ。昨日の3キロのトンネルがかわいいと感じる。1本目のトンネルを合わせるといきなり約7キロ。入ってから抜けるまで1時間半もかかっていた。
当然、トンネル内の空気は良いものではない。でも寒さはしのげた。
トンネルを抜けた先で増毛町に入る。しかし、目的地までは20キロ以上。
通りに面したレストハウスで、増毛町特産の甘エビを使った甘エビ丼を食べて、直ぐに出発した。
午後はペースアップ。全てのトンネルを走った。さらにトンネルの数が増え、前半は短いトンネルの連続、後半は1キロから2キロのトンネルが数本続き、午後3時過ぎにようやく最後のトンネルも無事に抜けた。
残り5キロはクールダウンを兼ねて歩き、2百名山以来5年ぶりに増毛町中心部に到着。
小樽市を出発し、オロロンラインを歩き続けること4日目の夕暮れ時となった。
ちなみに今日のトンネル、覆道の数は20本(数えた範囲で)、距離は15270メートルだった。2日間では約23.5キロ。貴重な経験となった。