小樽へ
2020.10.24
初めて親と一緒にフェリーに揺られ、北海道に上陸したのが小樽市だった。今から32年も前のことだ。今日は札幌市よりも縁がある小樽市へと向かう。
今朝の札幌市は、嵐となった昨日から一転、青空が広がっていた。
琴似(ことに)から手稲(ていね)方面へと歩く。地下鉄などの公共交通機関が充実しているため、歩く人の姿は多い。気温は昨日よりもぐっと下がっていたが、日差しがあるため歩くのにはちょうど良さそうだ。
さすが大都市札幌、信号の数がこれまで歩いてきた他の町とは比べものにならないほど多い。そのため、ストップアンドゴーの連続で、経過時間の割にはなかなか歩行距離が延びない。一度赤信号で止まると約1分程は待つ。30回止まれば単純計算で30分だ。
交通量の多い国道5号線に合流したあとは、終始自動車の騒音がしていた。
小樽市銭函(ぜにばこ)を過ぎると郊外のような雰囲気となり、歩く人の姿はパタリといなくなった。
夕方、西に傾いた太陽が早くも山にかかり、一足先に冷え込む小樽市内に入った。幼少期からスキー大会や旅行などで何度も訪れてきた町を初めて歩いて訪れる。
坂を登り、今日と明日の2日間お世話になるログハウスのペンションに到着した。明日は雨になるとの予報だ。