日記

札幌へ
2020.10.22

昨日とはガラリと天気が変わり、風は強く支笏湖(しこつこ)は波が高くなっている。気温も少し低く感じる。樽前山(たるまえさん)には雲がかかり、どんよりとした空。湖畔沿いを8キロ歩き時々走り、札幌市へと続く国道453号線を、紅葉に包まれながら恵庭峠(えにわとうげ)へと上った。

一つ峰を越えると、空の雲は少なくなり、また一つ越えると風は弱まり青空が増えた。平日にもかかわらず、札幌市内から支笏湖へと向かう車は多い。民家も人通りもない道のりで、背中に当たる温もりが心強かった。

恵庭峠を越えると長い下り坂となり、それから短く上り返すと、札幌市の道標が目に入った。支笏湖の宿を出発してから26キロ地点となった。
そこからは札幌市真駒内(まこまない)へと一気に下っていく。
初めて歩く道、初めて抜ける町を包む紅葉がこんなにも美しいとは知らなかった。やはり北海道は広く、まだまだ見たことのない景色があり、この先も楽しませてくれそうだ。

明日は今日降らなかった雨がまとまって、降りそうだ。
今日も無事、41キロを歩ききり、薄暗くなる真駒内の宿に到着した。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです