湯ったりと
2020.10.16
狩場山からニセコアンヌプリを目指し歩き始めてから今日で1週間。休まず歩き続ければ4日で着ける距離ではあったが、荒天の影響もあり、3日も休むことになっていたからだ。納得の上での判断、迷いも後悔もない。なぜなら、ニセコアンヌプリは初めて登る山。山頂からは次に登る羊蹄山がとても美しく見えるとも聞く。冬が近づく中での数少ない晴天を逃したくはない。ジリジリとニセコアンヌプリとの距離をつめるのも今日までだ。
今日の移動距離はわずか10キロ。10時チェックアウトし、約3キロ先の日帰り入浴ができる黄金温泉へと向かった。
この温泉はなんと!農家のご主人が私財を投じて、私有地に550メートルもボーリングし、見事に温泉を自噴させたそうだ。さらに、建物や浴槽などのほとんどを、ご主人自らが手がけたそうだ。
早速、入浴。
露天風呂からはニセコアンヌプリと羊蹄山がパノラマで見渡せる好立地だ。
泉質は珍しい炭酸泉で源泉温度は高いが、露天風呂は程よい感じだ。今日は時間にもゆとりがあるため、ついついのんびりしてしまった。
脱衣場にこれまでに利用した方々のメッセージがたくさん貼られていた。そこに、僕も1枚書き込み貼った。
ご主人にお礼を伝えて、宿泊先のホテルへとニセコアンヌプリの裾野を上り、翌日に備えた。