日記

深まる秋、ニセコの山々
2020.10.14

2日間の休みで心身ともに復活。ツンと鼻を通る匂いに秋の装いを感じる。
3泊した黒松内(くろまつない)駅前の旅館の女将さんたちに見送られて、町を出た。
青空にまた一歩、麓の秋が深まっていることを感じる。

ブナの北限となる黒松内町。国道5号線に出るまで、ウォーミングアップのように走り歩きを繰り返した。
焼きたてパンが名物と聞いた道の駅にちょっと立ち寄り、北海道を代表する飲み物「ガラナ」で喉を潤した。

それから蘭越町(らんこしちょう)に入るまでは、雨雲との抜きつ抜かれつを繰り返し、この日2つ目の道の駅にて、温かい蕎麦をすすった。
食後のコーヒーを飲みながら外を眺めていると、窓の奥にさっきまでは見えなかった山が姿を現した。それは紛れもなく、今目指しているニセコ連峰最高峰ニセコアンヌプリだ。
午後2時以降、雨は降らず、少しずつ雲が取れていくニセコ連峰を追いかけた。

秋の深まりを感じる毎日だが、同時に日の傾きの早さも感じる。
もうじき今月も折り返しだ。昆布町(こんぶまち)の奥に羊蹄山が見え、山頂にかかる雲の切れ間から、白く染まる山肌が見えた。明日は今年一番の冷え込みになるそうだ。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです