日記

徒歩で最後の県境越え
2020.09.10

雨が残る朝。どんよりとした雲が次々と山から日本海へと流れていく。午前中は雨に打たれながらの歩きだったが、昼過ぎには北側から徐々に雲が晴れ、爽やかな風が抜けた。

秋田県側の道の駅にて、名物の鰰(はたはた)と地元特産のふぐ天丼をいただき、午後も元気に歩いた。間もなくして、東北最後の青森県と秋田県の県境となった。
ここを越えれば、徒歩での県境越えは最後となる。
エイヤーと元気いっぱいに笑顔あふれて、その一歩を踏んだ。

岸壁が続く海岸線を、秋の風を全身に受けながら、白神岳登山口手前の山荘へと走った。
残暑が終わった途端に秋雨前線が発生。
明日の天気予報ははっきりしない少し不安定な天気だが、白神岳登山決行の覚悟で夜を迎えた。
夜中、予想外の難敵が現れ、それとの格闘は深夜まで続いた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです