5年前の小学校を訪ねて
2020.09.07
3日前、阿仁前田(あにまえだ)の国道を歩いている時に、女の子がお父さんと一緒に声をかけてくれた。
話を伺うと5年前に立ち寄った北秋田市立合川小学校の卒業生で、当時小学校6年生だったという。当時のことをまだ覚えていてくれたことが嬉しかった。この出会いで、5年前に立ち寄った小学校の名前を思い出した。
ということで、今日は二ツ井(ふたつい)の宿まで歩く道中で小学校に立ち寄ることにした。当時小学校にいた子供たちはほとんど卒業してしまっているし、先生たちもほとんど移動されてしまっているだろうが、お礼だけでもという思いだった。
北秋田市の最高気温は34度の予報だったが、朝8時から阿仁前田は30度まで上がっていた。予報以上に気温が上がってもおかしくない感じだ。
午前中は阿仁川沿いを、午後は田園地帯を抜け、小学校へ。午後1時半前、校門前に到着。
コロナの影響もあるため、立ち入りは厳しいかと思ったが、小学6年生の男の子が、教職員用の入り口を案内してくれた。教頭先生らしい方が入り口で出迎えてくれたが、事情を説明すると、やはり一人の先生以外は全員他へ移動されていた。
しかし、入り口を案内してくれた6年生の男の子や同学年の数人の生徒さんが、当時のことを知っていてくれた。そこで、学校を代表して、「当時はありがとうございました」とお礼の気持ちを受け取ってもらった。
他にも嬉しいことが、当時を知らない他の学年の子供たちも「朝見てる!」「応援してます」「頑張ってください」と短い間だったが、大きな声で小学校をあとにする僕にエールを送ってくれた。
姿が見えなくなる最後まで玄関から、手を振ってくれる姿に当時のことが蘇っていた。
宿までは米代川(よねしろがわ)沿いを、厳しい猛暑だったが負けずに歩くことが出来た。
ありがとう合川小学校の皆さん。