日記

五葉山とは?
2020.08.06

住田町(すみたちょう)から大船渡市(おおふなとし)への道のりは採石を運ぶための大型トラックが途切れなく走っていた。右の山へ左の山へとトラックが何台も出入りする。復興の為に必要な砂利を運んでいるのだろうか。

大船渡市が近くなり、暑さが増したため、きれいな川を見つけて早速飛び込んだ。全身アイシングだ。少しの間だけでも体の熱がとれると楽に歩けるし、疲労度も違う。

途中、明日登る予定の五葉山(ごようざん)と同じ名前の神社へ立ち寄った。いつもの山へ登る前の、神様へのご挨拶をした。
すると社務所から神職の方が出てきて、五葉山について教えてくださった。
古くから、五葉山は火縄銃の着火をする檜の縄の産地で、伊達藩直轄の山だったという。
伊達藩直轄であったことから、元々は「御用山」と呼ばれていたが、途中から縁起の良い五葉松から五葉山と変わったそうだ。今でも五葉山の麓にはこの山を御神体と崇める村社(そんしゃ)がいくつか現存しているそうだ。
この五葉山神社もその一つ。また、登山道はとても整備されていて登りやすく、山頂は展望がとともよいとも聞いた。
今も地域の人から大切にされている山であると感じた。

その後、市内までさらに下り、山をぐるりと南から回り込むように、この日の宿へと到着した。
明日の天気予報を確認し、早めの就寝となった。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです