日記

36歳最終日
2020.06.04

今日でここ酒田市に入ってから丸2か月が過ぎた。4月4日、百名山の時以来の庄内平野を歩きながら、遠く真っ白な鳥海山を見た日がなんだか懐かしく、遠い昔のことのように思えた。
あれから、たった2ヶ月しか経っていないのに、気温も日の長さも鳥海山の雪も変わり、夏のような日差しが降り注ぎ、着る服も長袖長ズボンから半袖半ズボンになった。
同じ時間の流れでも、大きく季節が変わるこの時期だからこそ、振り返る過去が遠く懐かしく感じるのだろう。

当然、2ヶ月前に酒田市にこんなにも長くいるなんて思ってもいなかった。しかし、今は全国的に新型コロナウイルスの影響下ではあるが、ここで過ごすことができたことに感謝している。きっと、自宅のある神奈川県やもっと感染者の多い地域にいたのなら、こんなにも心穏やかではいられなかったと思う。

そして、明日は自分がこの世に生を受けた日。今日は36歳最後に1日でもある。昨年の誕生日は甲斐駒ヶ岳に登る時に宿泊した七丈小屋にて、小屋の方々にサプライズで祝っていただいた。あれから、あっという間に1年が過ぎ、明日は旅の最中で3度目の誕生日を迎える。36歳やり残したことはないか…と考えるよりも、できなかったことを次の37歳にどうつなげるかが大切だ。
今日も走り、そして明日も今日と同じように走ることだろう。

※新型コロナウイルスに関する情報は6月4日時点でのものですので、ご注意ください。
※酒田市内に滞在中の「この日記に書かれている場所はこの辺りです」は「酒田市役所」とさせていただきます。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです