日記

変わりゆく季節
2020.06.03

6月に入り最初の日本海へと今日は走る。その日どこを走るかは体調よりも気分で決めることが多い。すでに空き家での生活も1ヵ月半となり、家を中心に四方ほとんどの方向へ走りに出ている。コースは主に6つ。河川敷からの日本海コース、田園地帯が美しい庄内平野コース、熊との遭遇がありそうな林間コース、標高300メートルの峠越えコース、真室川町への国道コース、隣町の遊佐町コースがある。それを順繰りと組み替えながら、走りこんでいる。どのコースも20キロ以上あり、30キロ以上走りこむときは、ルートを少し変えたりしながら、距離を延ばす。

日本海へと続く河川敷の野草も、一か月前とは比べ物にならないほど成長し、田畑では田植えを終えた農家さんがせっせと草刈りをする姿を走りながら何度も見かけた。
海に出て、穏やかな浜風を浴びて、帰路へ。帰りはコースを少し変えて、遊佐町の田園地帯を抜けた。2週間前に植えられた稲は青々とし、力強く成長していた。松林を越えてくる海からの風に揺れて、水田に鳥海山はもう映らなくなっていた。
きっと、再出発するころには、背丈もかなり伸びた稲を見ながら、この地を発つことになるだろう。

※酒田市内に滞在中の「この日記に書かれている場所はこの辺りです」は「酒田市役所」とさせていただきます。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです