グレートトラバース3が始まって、3度目の新年度は、山形県東根市（ひがしねし）からスタート。去年の同じ日は富山県富山市だった。市内の大型スクリーンで、新元号の発表を見たのが懐かしい。今年は静かな始まりとなりそうだ。なぜなら、新型コロナウイルス感染拡大による影響からだ。

曇り空から、午後には冷たい雨が降り始めるとの予報。
山形県も1週間前は感染者の確認はなかったが、とうとう発症が確認された。市内の薬局は依然として、マスクやアルコールは品切れ状態が続いている。ニュースでみる全世界の状況も2ヶ月前とは明らかに違う。

地元のソウルフード「どんどん焼き」をお昼に食べたが、SNSへの発信も悩んだ。広がる行動自粛の動きの中で、旅を変わらず続け、山に登り、県を市町村をまたいでいくことに、自分自身少しずつ疑心暗鬼になってきたのを感じる。3密に入る場所にも歩きながら、躊躇してしまう。道端で声をかけてくださる地元の方々との距離が気になり、自然とマスクに手が伸びる。握手を求められても、応じることができず。
新型コロナウイルスの見えない恐怖に負けないように予防はこれまで以上に注意しなくてはいけない2020年4月となりそうだ。