日記

福島県も長かった
2020.03.17

この旅で最初に福島県へ入ったのは2019年1月19日。茨城県から八溝山(やみぞさん)を登り、東北最初の県となった。それから、何度も福島県に出入りを繰り返し、今日いよいよ、長きに亘った福島県を後にする。

朝起きると昨日からの雪で外は真っ白になっていた。降り積もったばかりの雪を踏みしめながら、山形県米沢市へと続く国道を歩く。
峠の大峠トンネルまで少しずつ気温は下がり、積雪が増える中、標高700メートルまで歩き進める。かなり深い谷を抜ける国道は、トンネルと橋の連続だ。
峠の一番長い大峠トンネルは長さは、驚きの4キロもあり、通過したトンネルの距離を合わせると、8キロはありそうだ。

トンネル内で県境を越える。30分かけて大峠トンネルを抜けると山形県は、日差しがあり、暖かさもあった。米沢市内までは飲食店や自動販売機すらもなく、空腹を我慢しながら、淡々と走った。出発から5時間24キロいった所で、道の駅がありようやくの昼食となった。

この時期、まだまだ里にも多くの雪が残っているはずだが、見渡す限り季節はずれの景色が広がっていた。霞が濃いため遠く蔵王山は見えない。
約3ヶ月半ぶりに山形県と戻り、初めて訪れる米沢市内の宿へと、小雨の中到着した。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです