日記

クリスマスイブは一人で
2019.12.24

クリスマスイブの朝は、一面の銀世界となった。南会津町への標高1000メートルほどの峠のトンネルまで、さらに標高を上げていく。弱く降り始めていた雪も、いつの間にか強くなり、初冬の北海道のような雰囲気となった。新雪を踏みしめる感触が、心地よい。

出発から2時間ほどで峠を越えて、南会津町へと標高をどんどん下げていく。南会津町の会津田島に入るのは百名山の時以来5年ぶりだ。うっすらとした記憶がよみがえる。
町内のセブンイレブンに立ち寄ると、デザートコーナーには普段はないケーキがたくさん陳列されていた。それを眺めているうちに、真剣にケーキを選ぶ自分がいた。悩んだ結果、苺のタルトケーキを手に取りレジへ。潰れないようにバックパックに詰めて、七ヶ岳登山口近くの針生(はりゅう)の民宿へと急ぎ足で歩いた。
針生は標高が720メートル以上あり、西から峠を越えてくるおろし風により、北海道並みに冷え込むという。明日の朝は放射冷却によって、-10度近くまで下がると予報が出ていた。
夕方までの降雪により明日は快晴のホワイトクリスマスとなりそうだ。

宿に到着して、温かいコーヒーと一緒に早速買ってきた苺のタルトケーキを雪だるまのトムくんと一緒に食べることにした。
見た目以上にボリュームがあったが、全て夕食前にペロリと一人で平らげのだった。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです