日本海のしぶき
2019.11.12
今日は一日中日本海を眺めながら、新潟県村上市を山形県へと北上する。
1日の移動距離は44キロ。昨日は36キロと2日間で、80キロとなる。
のんびりと心地よい浜風の中を歩いていきたいところだったが、寒冷前線の通過に伴い、海は大荒れとなり、強風で打ち付ける波から吹き上がった飛沫をずっと浴びながら、走り続けた。強風で走らないと前に進まない感じだ。荒れる日本海こそが、着実に冬が近づいている証拠だ。
途中、海岸線に奇岩怪岩が続く「笹川(ささがわ)流れ」を眺めながら、景色の変化を楽しんだ。
その笹川流れから汲み上げられた海水で作った塩も試食させていただき、午後も走り続けた。
沈む夕日が、少しだけ海を穏やかに演出し、翌日はいい一日になることを予感をさせてくれた。
そして、鼠ヶ関(ねずがせき)の町が見え、国道には「山形県鶴岡市」の看板、この旅初の山形県へと入った。
翌朝は5時半出発のため、夕食後は直ぐに寝に落ちた。