結果的には1週間の滞在となったカッパクラブでの時間とも、お別れの朝がきた。この日はツアーは無く、ほとんどのスタッフは、カッパクラブにはいなかったが、これが最後の別れとなるわけではないので、大人数の仲間に見送られるよりも、少数の方が気が楽だった。

社長やマネージャーに見送られ、曇天の谷川岳麓へと歩き出した。
谷川連峰から苗場山までの行動食などを買い足し、所属チームに挨拶し、昼食にはみなかみ町に帰って来たときに必ず食べに行く、育風堂のカツ丼で少し緩んだ気持ちにカツを入れた。味はもちろん大満足！

食べ終えた後は、雨の中、谷川連峰朝日岳登山口のある土合（どあい）へと再び歩き出した。土合の宿に入る前に、日本一のもぐら駅「土合駅」へと立ちよった。もちろん、486段の階段をホームまで下りた。久しぶりの日本一だった。
宿へと滑り込み、翌日からの縦走に備えた。