日記

帝釈山へピクニック
2019.09.26

4年ぶりの帝釈山(たいしゃくさん)へ、冷え込む早朝に出発。
宿から登山口の馬坂峠までの林道は約15キロ、下山後はまた宿へと戻るため、林道だけで、往復30キロにもなり、久しぶりの長いタフな1日となる。峠の標高は約1800メートル、帝釈山への登山はほとんど、林道となるため、なるべく帝釈山と田代山湿原でゆっくりできるように走った。

今回の帝釈山は「ピクニック」をテーマにしていた。そのために、前日に村内の商店で真剣に手作りランチを何にするかを考え、結果コッペパンとソーセージ、サラダ用野菜を購入し、宿でゆで玉子をつくってもらい、ホッドドックにすることにした。
いつもは菓子パンや行動食で簡単に済ませてしまうが、秋晴の登山が気持ちいい季節に、少しだけ花を添えようと、この旅初めてピクニック気分で、帝釈山へと登山口から登った。

山頂まではわずかに20分ほど、4年ぶりの山頂からは見事な景色が広がっていた。気持ち良すぎる展望に、のんびんと過ごした。

満足したところで田代山湿原へと向かった。
いつもの針葉樹を抜けて、弘法大師様に手を合わせ、湿原の入口のベンチに腰掛けた。金色の草紅葉の先には、これから目指す東北の山々が見えた。

ザックを下ろし、中から材料を取り出して、湯をわかし、コーヒーを飲みながら、ソーセージをボイルして、ホッドドックを作った。風も穏やかに、昨日よりも日差しは暖かく、最高のピクニックとなった。
ボリューム満天のホッドドックを頬張りながら、ここでものんびんと静なか時を過ごした。

昼寝もしたい雰囲気だったが、下山後の林道を歩く時間も考え、サッと片付けて、山頂稜線とは思えない広大な湿原を一周し、再び帝釈山へと戻った。
山頂から次の山、平ヶ岳と燧ヶ岳を目に焼き付け、馬坂峠へと下山。
林道沿いの清水で喉を潤し、帰りの林道もいいペースで駆け下りた。
大満足の1日に温泉に浸かりながら達成感に酔しれた。

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