猛暑
2019.09.10
昨日よりも暑くなるとのニュース。ホテルの窓を開ければ、朝から夏のような蒸した風が吹いている。
8時半に出発、歩き出して30分ほどで、坂東大橋に到着。2月以来となる利根川を渡り、群馬県伊勢崎市に入った。と同時に、この旅における埼玉県は最後となった。
伊勢崎市に入ってからは、どんどん気温が上がっていく。右側からの日差しの強さは昨日以上、ジリジリと肌が熱くなる。
ほぼ真っ直ぐに、今日の目的地大間々へ歩き続けていく中、太陽は東から西へ、体に当たる日差しも右から左へ。熱中症にならないように注意しながら、暑さに耐えた。
久しぶりにたくさんの水分補給をして、アスファルトからの熱気により足に痛みを感じながらも、大間々まで歩ききった。
宿まであと数百メートルのところで、「日本一しょうゆ」と書かれた旗に目が止まった。建物からしてかなりの老舗。入り口には大きな木樽がある。気になったので、中へ入って話を伺うと、なんと創業は200年以上前で、機械化が進む醤油の醸造だが、今も昔ながらの木樽による天然醸造で作っているという。市販の醤油のほとんどが半年ほどの醸造期間に対して、天然醸造は3倍の時間がかかるそうだ。その「日本一しょうゆ」を試飲させていただくと、深い風味でコクがあった。本題のなぜ日本一なのかは、日本一のしょうゆを目指すという思いから、銘柄を「日本一」という商標で取得したからだそうだ。
ラベルには、日本一つながりで、富士山がモチーフになっていた。これはただ日本一つながりというだけではなく、富士講との関わりもあるそうだ。しょうゆ味のしょうゆソフトクリームも新感覚の味だった。
日本一にも色々あるんだなぁと、いい出会いで1日を終えた。