奥秩父のサグラダファミリア
2019.09.03
奥秩父主脈縦走最終日は、206座目の瑞牆山(みずがきやま)へと登る。これまでの山々とはひと味もふた味も違う山。見た目からその違いにすぐ気付く。まさに自然が作り出したサグラダファミリアのように見える。
朝一、もう一度金峰山へと登り、昨日は見えなかった富士山を山頂から見て、瑞牆山へと続く縦走路を進んだ。甲武信ヶ岳からの樹林帯とは違い、花こう岩からなる道のりとなった。
大日岩から一度富士見小屋へと下がり、そこから沢を渡って、瑞牆山へ登る。岩を登るように標高をぐんぐん上げていくと、あっという間に山頂の岩の上へと出た。
昼時ということもあり、たくさんの登山者で山頂はにぎわっていた。
登頂して少しの間だけ雲は晴れていたが、気温の上昇と共に、あっという間に雲に包まれてしまった。
最終日は少しスケジュールにゆとりがあったため、再び晴れるのを待っていると、1時間ほどで晴れてくれた。
山頂での時間を満喫し、麓の宿へと下山した。
麓は夏のような強い日差しが降り注ぎ、振り返えれば瑞牆山が見送ってくれていた。
南アルプスと富士山、3000メートルを超える山を全て登り終えたことで、少し気持ちにゆるみがあったが、気持ちを新たにするいい縦走となった。
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