南アルプスとのラストダンスへ
2019.08.10
南アルプス南部を縦走中に、台風10号が発生し、予報では三連休中に影響を受ける感じだった。しかし、当初の予報よりも台風の速度が遅くなり、ギリギリではあるが、今日から3泊4日の行程で、最後の南アルプス縦走に直接の影響がない天気予報となった。縦走中も毎日台風の状況の確認は怠らないようにしなくてはと思いながら、夜明け頃、宿から南アルプス最後の縦走に向けて、鳥倉登山口へ続く林道を歩いた。
日本一高い峠と言われる三伏峠(さんぷくとうげ)には5年ぶり、鳥倉登山口から登るのは初めてだ。三連休初日ということで、たくさんの登山者が、登山道を行き交っていた。
予定通り9時過ぎに、久しぶりの三伏小屋に到着。登山口までの標高差800メートル以上、長い林道歩きで大分体力を使ってしまったため、ちょっと早いが小屋名物の手作りカレーを頂いた。本当はランチ時間は11時からだったが、カレーが早く出来上がっていたために注文することができた。
エネルギーを蓄えて再出発。1日目の宿泊予定である塩見小屋に向けて、南アルプス主稜線を歩いた。最高の眺めが広がり、三伏山からは目の前に塩見岳が聳えていた。
5年ぶりに歩く道のりは歩きやすく、残雪期で苦労したことを思い出した。
午後1時過ぎには山小屋に到着。翌日に備えて、他の登山者と談笑しながらのんびりと過ごした。
三伏峠までは少し疲れたステップだったが、後半はいい南アルプスとのダンスとなった。
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