南アルプス南部縦走1日目
2019.08.03
昨晩の山の天気予報では、今日の南アルプスは高気圧と高気圧の谷間に入るため、昼過ぎから天気の急変があると予報が出ていた。そのため、初日のコースタイムは11時間半だったが、夜明け前に出発することにした。8月最初の週末ということで、南アルプスの賑わいを感じることができるだろう。
椹島ロッジから南アルプス南部主稜線縦走は3泊4日のスケジュール。初日は椹島から千枚尾根を登り、千枚小屋を経由して、千枚岳~丸山~荒川三山と縦走し、荒川のお花畑を抜けて、荒川小屋までとなる。
千枚尾根から悪沢岳までは初めてのルート。樹林が続く長い尾根歩き、所々に展望があり、赤石山脈の雲の状況も確認することができた。南アルプスは北アルプスに比べて、まだまだ歩いたことの無いルートが多い。
千枚小屋には出発から3時間40分で到着、エネルギー補給のために牛丼を食べた。千枚小屋から先は、登山道脇のたくさんの高山植物が咲き乱れる中を千枚岳を目指した。
千枚岳に初登頂、そこからは見える3000メートルを超える丸山と悪沢岳は、雲に隠れることなく穏やかに見えた。
標高が上がれば、咲く花の種類が変わり、足を止める回数も増えてくる。そうして、10時過ぎに荒川三山の最高峰東岳(悪沢岳)に登頂。山頂は雲に包まれて、中岳、前岳は見えなかった。視界があまりきかない状況で中岳へ。荷下げのヘリコプターが何度も上がってきていた。
前岳の西側が激しく崩落しているのを気に留めつつ、分岐へ戻り、荒川小屋へ続く道へと入った。
しばらく下りると、この日一番のお花畑へ。ネットで保護されたお花畑は満開だった。雲に包まれていたが十分の見ごたえだ。
30分ほど下り、1日目の宿泊先、荒川小屋に12時半到着した。
心配していた雷雨は結局なく、夕暮れに富士山が顔を出して1日目が終わった。
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