日記

今日から8月
2019.08.01

8月といえば夏!そして、南アルプスが一年で一番賑わう時だ。
計画当初は昨年の8月に登る予定だったが、スケジュールの遅れや骨折のため、先に北アルプスを登った。一年越しに8月の南アルプス南部へと入る。

深南部最高峰の大無間山(だいむげんざん)から一夜明け、今日も朝から青空が広がった。4年前にもお世話になった白樺荘から今日は出発。まずは懐かしい畑薙第一ダムを目指す。懐かしい理由は4年前も歩いたからというのもあるが、それよりも11年前のTJARの思い出が甦るからだ。
ダム堰堤脇にあるテレホンカード式の公衆電話で、ヘロヘロボロボロになりながらも、南アルプスを無事に下山して来たことを事務局に連絡したことがさらに懐かしかった。しばらく使われていなかったのか、受話器は蜘蛛の巣だらけだった。
満水のダム脇の東俣林道を歩きながら、昨年の台風による影響が見受けられる景色と、4年前の景色とを見比べた。

茶臼岳へと向かう吊り橋を往復してみたが、4年前よりも高度感がないように思えた。さらに進むと畑薙橋では、明らかに土砂で川底が埋まってしまったことが分かった。対岸の林道は川底と同じ高さだった。ちょっとでも川が増水してしまうと、林道が冠水してしまいそうだ。実際に先月の梅雨時期に一度冠水してしまったという。

時間が経つにつれて、日差しも強く、気温も上がっていく。昨日よりも暑い気がした。麓はこの日、38度になった所もあったそうだ。
一年で一番暑いときにアルプスにいられて良かった。時々林道に注ぐ沢で汗を流し、暑さを和らげながら、いいペースで歩き続けた。

最上流の赤石ダムは見事なコバルトブルー、見上げる南アルプスの明峰は雲の中だった。通りすぎる工事関係者の方に「椹島(さわらじま)まであと1キロ、美味しいソフトクリームが待ってるよ」と声をかけていただいて、ペースアップ!12時半に南アルプス南部の登山基地、椹島ロッジに到着した。
ちょうどレストハウスの食堂がまだ営業中だったため、駆けつけソフトクリームを1本、溶けるスピードに負けじと吸い込んだ。さらに肉そばでエネルギー補給をして落ち着いた。

チェックインをしたあとは、手拭い片手に大井川へ♪4年ぶりに透き通った川で、アイシングをかねて流れた。賑わう椹島に今日も雷雨はやって来た。

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 この日記に書かれている場所はこの辺りです