八ヶ岳縦走開始
2019.05.30
5月も残りわずかとなった30日の朝。白樺湖畔より見上げる蓼科山は青空にくっきりと美しい。今日から4泊5日の予定で、蓼科山から八ヶ岳連峰を縦走する。八ヶ岳は老若男女季節を問わず、1年中たくさんの人から愛されている山。しかし、自分にとっては意外と遠い存在になっていた気がする。
そこで今回、蓼科山から編笠山まで、八ヶ岳連峰を縦走することにした。これまでの旅ではあっという間に駆け抜けてきた八ヶ岳だったが、今回はゆっくりと歩くことにした。
1日目は白樺湖畔より、蓼科山登山口まで車道を行き、スキー場内を登って鳥居が建つ、七合目から本格的な登山道が始まる。
将軍平までは、どんどん傾斜が増していく。諏訪富士とも言われている山らしく、山頂に近づくほどに登山道はさらに急になっていった。
5年前は女神茶屋から登ったため、今回のルートは初めて歩く。樹林帯の中でも、時々訪れる展望からは、北アルプスが見えて、「槍ヶ岳が見える!」と声が出た。
将軍平からはゴロゴロの岩にしがみつきながら、山頂へと登る。
山頂はたくさんの登山者で賑わっていた。気持ちのいい天気に誘われてきたのだろう。
山頂からは5年前は濃霧で全く見渡せなかった景色を、今回は360度ぐるりと堪能することができた。写真に納めたい景色が多すぎて、山頂でうろうろしてしまった。
満足いく写真が撮れたあとは、今日から始まった八ヶ岳縦走の明日以降歩く峰を眺めながら、今度こそは怪我なく無事に下山するぞと、気を引き締めた。
頂上山荘でランチを済ませて、将軍平を経由して双子山を登り、1泊目の双子池ヒュッテへと到着した。池底より沸き上がる水により、枯れることない双子池が美しかった。
1日目から今回の八ヶ岳は十分に味わえそうな予感がした。
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