霧ヶ峰を満喫して
2019.05.29
5年前ぶりの霧ヶ峰。この間にドライブで通りがかってもいいところだが、百名山の旅以来2度目となる。
その時は、美ヶ原から下山後、雨の霧ヶ峰に夜到着した。翌朝も雨が続き、逃げるように白樺湖畔へと下山した。霧ヶ峰を満喫することなく、蓼科山から八ヶ岳へと走り続けた記憶がある。
とういわけで、ここも今回が初めてしっかりと歩く山となる。前日に何度も地図とにらめっこ、一度に霧ヶ峰を味わえる最適なルートを探した。
七島八島ともいわれる八島ヶ原湿原(やしまがはらしつげん)からスタート、小梨の木が満開と聞いたので、木道を歩き旧御射山(みさやま)遺跡へ。古木だが白い花が満開だ。そこから、湿原を離れ、物見石を経由して、草原に包まれた蝶々深山(ちょうちょうみやま)に登った。そのまま進めば、最高峰の車山は目の前だが、車山湿原から一度ビーナスラインへと出て、日本のグライダー発祥の地でもある霧ヶ峰スキー場を経由し、濃霧のときに使われたという鐘を鳴らして、折り返し車山肩のコロボックルヒュッテにてランチをして、出発から5時間、ようやく最高峰の車山に到着した。
山頂からは、雲の隙間から照らされるここまでの道のりが見えた。
あっちへこっちへと蛇行しながら、霧ヶ峰を前回の分も含めて、十分に歩ききった手応えがあった。
山頂の神社にて参拝し、感謝を伝えた。ここも四隅には御柱が建てられていた。5年前は気づきもしなかったこと。スキー場を白樺湖へと駆け下りれば、目の前には、すでに明日登る蓼科山が西日に照らされていた。
明日からは、この旅では鬼門となっている八ヶ岳連峰を縦走する。
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