のんびり船に揺られて
2019.05.16
標高1200メートルの高原より出発。4年前は妙義山を登ったあと、その日の午後に荒船山へと登ったが、あまりの暑さと体力の消耗で、いっぱいいっぱいで、十分に味わうことができなかった。
今回は、一番利用される内山峠からの登山道を選んだ。前回とは違うルートのため、初めて登る感覚だ。
急ぐこともないので、気分に合わせて、歩いたり、走ったり、足を止めたりしてじっくりと登った。鮮やかな新緑も標高が上がると、葉は小さくなり、山桜もちらほら見えた。
古い火山が侵食により、今の形になった荒船山は、北側が150メートルの断崖となり、「艫岩(ともいわ)」と呼ばれている。不幸なことにこの岩から、下を見ようと覗きこみ、滑落する人があとをたたない。
初めて立ってみたが、柵もロープもなく、気を付けないと本当に落ちやすい雰囲気があった。
艫岩からは船の甲板ように、まっ平な道が続き、最高峰の星尾山へと最後の登りを登って、懐かしい山頂に立つことができた。
山頂はぽかぽか陽気だったこともあり、山頂でのんびりランチを済ませた。風が吹くと少し肌寒いが、麓は初夏の雰囲気だ。
今時期が一番、麓と山の季節に差がある。
下山は荒船不動へと下り、佐久市内へと、追い風に乗って歩いた。
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