頸城山塊（くびきさんかい）へのアプローチを小谷（おたり）温泉から妙高高原に変えたものの、入山するために必要な3日間の天気の安定は望めていない。
今週唯一の快晴となった今日は、登る順番を変えて、斑尾山へ妙高高原池の平の宿から日帰りすることにした。
宿からもすぐそこに見えるが、実際は往復のロードだけでも20キロある。
とはいえ、朝から気温は高く、山頂直前までスキー場のゲレンデを登っていくため、頸城山塊に比べたら、プレッシャーは低い。

登山口となる峠につく頃には、気温はさらに高くなり、サングラスをしていないと雪目になってしまうほどに眩しかった。
ワカンを装着してゲレンデ内を登っていく。夏場は信越トレイルのコースにもなっている。

スキー場の営業が終了してから2週間が経っているため、その間に降り積もった雪で意外と足元は埋まる。頂上リフトから先はゲレンデ外となり、朝一で登りに来ていたであろう他の登山者の足跡がちらほらあった。
あまり地図を見ずに登っていたため、山頂は突然やって来た。
12時に山頂到着、降り注ぐ太陽の日差しが心地よく、敷いたマットに座りランチをとった後は、寝てしまった。これが本当の春山だと思える1日となった。

山頂に2時間近くもいてしまったが、下山途中の大明神岳からの野尻湖や北信五岳、北アルプスの眺めは最高だった。
1時間ほどで麓の集落へ下山し、再び妙高高原池の平へと戻った。