日記

日本三大夜桜
2019.04.09

昨年は九州で満開の桜を歩きながら満喫した。しかし、満開の夜桜を見ることは、この旅では初めて、人生を通じても初めてかもしれない。
数日前に上越市に入ったが、いろんなところで、上越市の高田公園で開催中の観桜会のポスターを目にしていた。この観桜会は日本三大夜桜の一つと聞く。

米山の麓から、再び上越市内へと戻る。その道中で、タラの芽を発見してしまった。そこから山菜魂に火がつき、買い物袋いっぱいになるまで採り続けた。
今年初のタラの芽にウキウキ気分で高田公園へ、夜桜がメインだが、日中もたくさんの人々が楽しむ姿を見かけた。

宿に着いて直ぐに女将さんに、タラの芽を差し出し、早速夕飯で天ぷらにしてもらえないかを頼んだ。笑顔でいいわよ~と言ってくれたのが嬉しかった。
風呂に入り、さっぱりしたあとは山菜の天ぷらなど食べきれないほどの夕飯でお腹一杯になったあとの1日の〆(しめ)に、夜桜を見にいった。

しかし、一人で夜桜を見に来ている人はほぼ見かけず、「きれい♪」「スゴーイ!!」と歓声を上げながら楽しむ家族や友人、カップルの姿を遠巻きに眺めていると、自分がいる世界から別世界を見ているように思えた。
去り際に寂しさを覚えた自分がいた。
明日は冷たい雨の中を歩く。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです