悩む大切さ
2019.01.27
テレビでは連日、強い寒気の影響で日本海側は大荒れと放送されている。
しかし、その影響は栃木県の山々を越えて、麓までは届いてはいない。風だけが山の向こう側の厳しさを伝えてくる。
目指す山も見えているはずだが、雪雲に覆われてしまっている。
頭上は快晴なのだが、わずかな距離でも、コンディションは全く違う。
2度目の冬は、今回も山を目の前にして、歩きながら悩みは続く。
冬山は夏山とは違い、刻一刻と状況が変わる。特に初めて登る山が、厳冬期となれば、緊張感や不安は一段と高まる。様々なことを予測し、想定しなくてはならない。その数が多いため、悩む時間は多くなる。
悩んでもしょうがないと、開き直りも必要かもしれないが、悩むことにより慎重さは強くなる。山に登ること、自然に足を踏み入れることは、たくさん悩むくらいが丁度いいのかもしれない。
悩むことの大切さを次に登る高原山が教えてくれている。