う~ん
2018.10.12
昨日は強い風雨の中で、三俣山荘に駆け込んだ。
一夜明け、夜明け前の5時半に食事をしていると、外は白み始めた。
窓から見えるはずの槍ヶ岳は見えず、近くの鷲羽岳も同じく見えなかった。
天気予報では、回復傾向にあったが、自分のいる北アルプスの中心は、遅くなりそうな予感だ。
予定通り出発準備をしていると、外は雨が降り出した。宿泊者のほとんどが今日中の下山のため、レインウエアを着込み、出発をしていく。
中には雷鳥を目的に登ってきた人もおり、雨と濃霧のコンディションに「雷鳥に会いに行ってきます」と喜んで、出発していった。
何日も縦走していると、雷鳥には2日に一回は会うことができる。
北アルプスの冬は雷鳥の羽の色で分かるかもしれない。
結局、昨日の風雨で鷲羽岳を諦めたのに、同じコンディションで登るのは…と回復するまで出発を見送った。午前中待ち続けたが、霧が晴れることはなかった。昼弁当を山小屋で食べていると、さーと雲が晴れた。鷲羽岳だけ登ろうかと考えたが、翌日水晶岳と赤牛岳を登る時にルート上にあるため、午後はスッキリ晴れて、太陽の光を浴びる鷲羽岳を小屋から眺めながら、この日はダラリと停滞日となった。
明日はきっと素晴らしい1日になるはずだ。