城巡り
2018.08.17
愛知県といえば名古屋城。愛知県には何度も訪れているが、実は一度も名古屋城を見たことがなかった。今日は目的の犬山城に向かう前に、名古屋城を見学することにした。
名古屋城は改修工事のために、中には入れなかったが、代わりに今年10年の改修工事を終えた絢爛豪華な本丸御殿を見学することができた。徳川の繁栄を象徴するような造りに目を奪われた。実はまだ出来ていない絵などがあり、全てが完成するには、あと10年かかると教えていただいた。
さらに、名古屋城についての歴史にも触れた。徳川家康の命により、力を蓄えた西軍がいつ攻めこんできてもいいように、堀は何重にも造られた(御囲堤)。江戸から遠く離れた名古屋城で敵を迎え撃ち、塞き止めるために、大阪城と同規模の城を築いたという。しかし、京都から江戸に朝廷が移ってからは、名古屋城の重要性は低くなったという。また、実際に代々の将軍は名古屋城を住まいとすることはなく、賓客を招く時に使用した程度だったそうだ。
短い時間だったが名古屋城を堪能できた。
石垣は豊臣系の西軍をはじめとする20人の武将が加藤清正の指示によりかき集めたらしく、石には武将の刻印が多数見られる。石垣から刻印を探すだけでも楽しめそうだ。
名古屋城を後にして、一気に犬山城へ向けて北上した。今年最初の寒気が流れ込み、肌寒さを感じた。
現存十二天守のうち国宝は4つ、犬山城はその中で最古となる。
また、ごく最近までは個人の持ち物だったというのも驚きだ。
名古屋城と比べればかなり小さいが、犬山城もたくさんの観光客で賑わっていた。天守閣からはとうとうと流れる長良川が見え、川向こうは岐阜県となる。
遠くには微かに御嶽山が見えた。充実した気分で岐阜県に入った。