雷雨に追われて
2018.08.12
御在所岳山頂を目指して動くロープウエイを見上げながら、山を下った。
撮影スタッフは次の山まで1週間空くために盆休みに入った。その間、僕自身も愛知県の母方の実家にてお盆休みを取ることにした。
久しぶりに本当の一人旅となったが、いきなり蒸し暑い東海地方の変わりやすい天気に翻弄させられた。
昼を回ったところから、鈴鹿山脈を越えてどす黒い雲が接近してきた。逃げるようにコンビニへ、数分後には土砂降りとなった。しばらくすると雨は上がり、日差しが出るまでに回復。しかし、またすぐに次の雲が現れて、コンビニへ逃げ込んだ。
午後はそれの繰り返し…終いには、雷にも追われて、ピカッと光った瞬間に、送電線の鉄塔に落ちて、稲光が電線へと走り、火花が散った。
それを見たとき、手が勝手に震えていた。
やっぱり雷の怖さを身体は忘れていないようだ。