日記

ギブス
2018.08.03

武奈ヶ岳(ぶながだけ)への登山口を目の前に、骨折した右手を庇いながら、午前中の診察に間に合うように大津市の赤十字志賀病院を目指した。これまでにも、病院まで歩いていくことはあったが、もし万が一自力でいけない状況になったときは、救急車を呼ぶしかないのかと考えることがある。
今回は手だったが、足だったら…
手で良かったと思いながら歩いた。

整形外科の先生に旅のことや登山のこと、骨折についてのことなど、分からないことや不安なことがないように長時間に渡って、相談に乗っていただいた。
その甲斐あって、ほとんど不安なく、ギブス固定を選択できた。
また、不幸中の幸いで、骨はきれいに折れていて、手術が必要なかった。ただ、ボクシンググローブのようなギブスを見て、この真夏にこの状態は、かなり不快感を伴うことを悟った。

事実、病院から近江舞子の宿まで歩いていると、滴り落ちる汗がそのままギブスの中に染み込んでいた。
さらに浮腫でてがパンパンに膨らみ、締め付けられるような痛みに襲われた。
とはいえ、登山をしながらの旅のため、ギブス固定は適切な判断だったと思っている。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです