大峯奥駈道2日目
2018.07.14
大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)2日目の朝は、涼しい風と差し込む朝日で起きた。今日は初日の半分ほどの距離だが、コースタイムは9時間と長い。これは、道の険しさが増し、激登り激下りが続くことが予想できた。
また、水の確保が限られるため、ペースと水分補給に注意が必要となる。ゆっくりと朝を過ごしたい雰囲気だったが、朝食を食べて、準備をして、出発する。
歩き始めてすぐに、地図で見る以上に、斜面は急で、笠捨山(かさすてやま)にたどり着いたときには、日も高くなり、気温は初日よりも暑くなっていた。
そして、大峯奥駈道最初の山小屋「行仙宿(ぎょうせんしゅく)山小屋」に到着した。
山小屋というよりも、民家のような立派な建物と役行者さんが奉られている「行者堂」があった。
そこで、2リットルのペットボトル4本を手に、標高差130メートルの水場へと下りた。岩からチョロチョロと染み出た水を補給して、再び行仙宿山小屋に戻った。
大量の水と昼食を補給し、後半戦へと歩き出した。
しかし、午後はそれまでの険しさが幻だったかと思うほど、ブナやミズナラの巨木たちが広がる気持ちのいい森が広がった。
2日目の宿泊地、持経の宿(じきょうのしゅく)にたどり着くまで、続いた。持経の宿で今から34年前に新宮山彦ぐるーぷの方々が、荒れて道もなかった大峯奥駈道の南部「南奥駈道」45キロを整備したことを知った。その時に基地としていたのが持経の宿だったという。
そのため、行仙宿山小屋ほどの大きさは無いが、充実した山小屋だった。また、3年前に改築されたばかりのため、かなりきれいだった。
2日目は山小屋で、疲れを癒した。
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