護摩壇山と伯母子岳
2018.07.09
43座目の護摩壇山(ごまだんざん)と44座目の伯母子岳(おばこだけ)に1日で登る。護摩壇山は初めての山、龍神街道(スカイライン)沿いの道の駅から登ることができ、登山道はわずか500メートルほどで、駐車場からはあっという間だ。
宿泊先の民宿から、県道と林道を経由して、伯母子岳へと続く稜線を走る林道まで上った。標高はすでに1200メートルを超え、林道からは大展望が迎えてくれた。谷を挟んだ正面には和歌山県最高峰の龍神岳と控え目な感じで、護摩壇山が見えた。
それよりも、道の駅の展望台が一際目立っていた。
護摩壇山は山の名の通り、平維盛(たいらのこれもり)が戦に敗れて、この地に来たときに、この山の山頂で護摩を焚いたことからだと解説があった。
山頂からはわずかだが、紀伊水道や和歌山市を見ることができた。
護摩壇山から伯母子岳へは稜線の林道を歩き、昭和52年に整備された立派なブナが魅力の遊歩道を抜けて、二百名山の時以来の伯母子岳山頂となった。
前回は、麓は紅葉、山頂は晩秋の小雨の中での登頂だった。今回は、紀伊半島の山をぐるりと見渡すことができ。久しぶりに街が見えない山深さを感じた。
空は夏空、山は深い緑に包まれ夏山だ。
伯母子峠から再び小辺路に合流して、宿へとかけ降りた。
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