日記

明日はホントに晴れるのか?
2018.06.20

一晩降り続いた雨は止むことはなく、明石市へ向かう今日も朝から雨となった。
雨水で濁り昨日より増水していた加古川を渡り、振り返ると雨で断念した日本一低いと言われる小野アルプスの山頂たちが見えた。

厄神(やくじん)という駅名に興味を惹かれ電車に乗るわけでもなく駅へ。駅員さんに「なぜ厄神なのですか?」と聞くと、駅のある地域が厄神ということを教えてくれた。
さらに地元の人に出会い、話を伺うと厄除けの神様がいる神社があり、昔からこの辺りの人たちは「厄神さん」と親しみを込めて呼んでいるという。
実際にその神様がいる厄除八幡神社への立ち寄り、雨の日の出会いにお礼をしてきた。

国道2号線が近づくにつれて、街の雰囲気は一変し、田園風景は住宅街になった。交通量は増え、行きかう電車の車両も増えていた。ほんの少しだけ雨が止んでくれたものの、時間の経過とともに雲は厚くなり、雨脚は強まった。レインウェアのフードの中から見える世界を追い続けていると、信号待ちで立ち止まった時に、バッティングセンターが目に飛び込んできた。
2日間雨に打たれる中、歩き続けたため、ズーンと気持ちが沈んでいた。そんな心をバッティングセンターでリフレッシュさせることが出来た。初めてチャレンジした158キロの剛速球はまさに目が覚める速さだった。

元気を取り戻し、再び雨の中へ30分走り続けると大きな建造物が見えてきた。
それは明石海峡大橋だった。本来ならば、淡路島と明石海峡大橋が見えるのだが、海には橋脚の下の部分だけが見えて、橋桁は低い雲に隠れ、不気味な雰囲気が漂っていた。橋を渡る車はかなりの視界不良の中を走行していることが予想された。

宿泊先の近くに、日帰りの入浴施設があることに気づき、明日予報通り天気が回復すれば、六甲全山縦走をスタートさせるので四国から中国地方を歩いてきた2ヶ月分のアカを落とすため、あかすりをして体のリフレッシュをした。
明日は本当に晴れてくれるだろうか…最新の天気予報を見ても信じきれない自分がいた。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです