初めての縦走登山にぴったり!
2018.06.09
那岐山(なぎさん)へのアプローチは当初、津山市の方からすそ野をぐるりと回り、那岐山だけを登る予定だった。
しかし、梅雨に入り不安定な天気が多い中、登山予定日に上手く梅雨の晴れ間を合わせることが難しく、悩むことが多くなっていた。
一日だけの晴れ間に那岐山を上手く合わせるために、蒜山からのルートを変更し、最短距離で那岐山へ向かうことにした。ルートは台風以上の突風(広戸風:ひろどかぜ)を生み出す広戸仙(ひろどせん)への登山口から、滝山を経由して、那岐山へと縦走することにした。
天候優先でルートを変更したのだが、これが思わぬ発見と感動を与えてくれた。
初めて登る那岐山への縦走路、事前の問い合わせでは、登山道はよく整備されていて、小さな子供でも歩くことが出来ると聞いていた。その情報通り、登山口から道は快適で、気持ちよく歩くことが出来た。
蒜山で見たような小さな花はほとんどなかったが、2種類のドウダンツツジが見ごろを迎えていた。また、広戸仙から滝山への稜線上は、風の影響で倒れたであろう大木が何本もあり、その力のすごさが伝わってきた。
滝山の展望台で、よく登りに来るという方と話をしながら、那岐山の魅力について聞いた。するとお手軽に縦走をできて、リフレッシュもできることだと教えてくれた。
滝山から那岐山へ向かっていると、午前中はずっと雲に隠れていた山頂が晴れてくれた。どっしりとした女性らしさも感じる山並みを眺めながら、僕好みの草原のような縦走路をハイテンションで駆け降りた。
そして、30人ほどの登山者でにぎわう山頂へ到着。自分が歩いてきた道のりを振り返りながら、縦走してきて良かったと実感した。
この山は、登山口からの山頂までの標高差、歩きやすく展望がある縦走路、トータルのコースタイム等全てを考えると、「初めての縦走登山」におすすめの山だろう。
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