雨にも負けず
2018.05.13
三本杭と篠山に登るために、江川崎の川の駅を離れてから6日ぶりに四万十川ダウンリバーを再開させる。昨日までは強い日差しと、気持ちいい青空だったが、今日は一転して、朝から梅雨のような天気となった。時折雨足が強くなることもあり、一瞬出発することをためらったが、今日は踏ん張りどころと自分自身を鼓舞して、深い谷に霧が立ち込める四万十川下流域へと漕ぎ出した。
川からの景色は今までよりも静まり返り、寂しさも漂う雰囲気があった。
漕いでいると、雨はさほど気にはならず、むしろ黙々と漕いだ。
昨年の台風で橋桁が落ちてしまった岩間の沈下橋から、通過した橋のカウントダウンを再開させた。
川岸にはエビや鰻の仕掛けがたくさんあった。6月より鮎漁も解禁となるため、もうすぐ今年の四万十川も活気づくだろう。しかし、地元の方に伺ったところ、四万十川の恵みを長年にわたり乱獲したために、昔のような姿はなくなっているという。今年の9月から鰻は禁漁となるそうだが、遅すぎたと嘆く。
川幅が広がると、雨の中を上流へと遡る屋形船が通りすぎた。乗船するお客さんが僕を物珍しそうに眺め、手を振ると笑顔で振り替えしてくれた。
本流最後の沈下橋「佐田の沈下橋」を通過して、4日目のダウンリバーも無事に終わった。
結局雨は夕方まで降り続けた。
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