石見銀山
2018.04.07
一晩お世話になった宿は、サラリーマンから一転してあさりに古民家を改装して、オープンさせたゲストハウス。ご主人との出会いは自分の住処を見つけるための参考になった。
昨日からの雨は今日も降り続き、初めて訪れた石見銀山(いわみぎんざん)を見て回っている頃には、朝よりも気温が冷え込み、山吹城があった要害山に登った時には吹雪となる1日だった。
石見銀山は900を超える間歩(山言葉で「まぶ」といい、坑道のことをいう)のうち、見学ができる龍源寺間歩を歩き、室町時代から続いた手彫りの間歩内部の様子に、驚きの連続だった。
浸水してくる水の排水や銀の管理、運び出し方や空気を送る方法などを知ることができ、大変勉強になった。また、銀の鉱脈ができた理由や当時の鉱脈を見つけ出す方法も知ることができた。
今は世界遺産となり採掘はできないそうだが、当時の面影が現代まで残っていることは、日本の歴史を知る大切な場所であり、来て良かった。
昨年世界遺産認定10周年を迎えたそうだが、訪れる人の数は減り続けていると聞く。
しかし、観光や利益のための世界遺産ではないことを忘れずにしなくてはならないだろう。
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