阿蘇山解禁
2018.02.28
今日で今年の2月が終わる。外は春の訪れを告げる強い南風が、ゴーゴーと音を立てている。
昨日、阿蘇山のカルデラの中に下り立ち、4年ぶりに阿蘇市からの阿蘇山を目の前にした。火山活動や風も穏やかで、西日に阿蘇の輪郭が際立っていた。上部は雪化粧、中腹からは広大な牧草地が広がり、所々は崩れているが、美しさはそれほど変わってはいないようにも見えた。
旅のスタート時は、鹿児島の桜島のように地震や火山活動により、入山規制がかかっていたために、阿蘇山も登ることが出来なかった。最高峰の高岳はあきらめて、烏帽子岳への登山で今回は阿蘇山登頂としようと考えていた。
しかし、竹島での10日間の停滞がよかったのか、それとも旅のスケジュールを気にせずゆっくりと旅を楽しむ姿勢が良かったのか。阿蘇山を直前にして、思わぬ朗報が舞い込んだ。それは、本日2月28日、熊本地震以来入山規制がかかっていた阿蘇山最高峰の高岳への登山が解除されるとの情報だった。それから、正式な発表はホームページに掲載されるとのことだったので、昨日は何度もページを閲覧した。しかし、なかなか更新がされず、半信半疑の状態が続く。夕方に更新を確認することができて、ようやくホッとした。
よろこびもあったが、どんな力が働いたのか、不思議な巡り合わせで偶然が重なることとなった。
午前中にロープウェイの阿蘇山西駅にて、入山記念セレモニーに開催されるとあったが、入山解除は11時からとなっていて、それから登るとなると、急接近中の低気圧の直撃を受けて、登山どころではなくなるため、麓の宿で嵐が過ぎ去るのを待った。
明日はいよいよ阿蘇山だ♪