日記

鹿児島の墓
2018.01.21

屋久島を出発してから、歩いているといつも目を引くのが、たくさんの花が供えられている墓地。墓地と聞くと夜は近寄りにくいイメージあったり、自宅から遠く離れた場所にあったり、日常的にいく機会が少ない場所だと思う。
しかし、鹿児島は違うようだ。町や集落の中心部にあったり、交通量の多い通りに面していたりと、とにかく目立つところにある。また、どのお墓も屋根がある小さな東屋の中に入っていて、中には屋根瓦があったりと様々。聞くと先祖のお家だと地元の方が教えてくれた。そして、どれもとてもきれいに手入れがされているためか、生活に馴染んでいて違和感がない。

鹿児島県が年間の世帯当たりの生花消費量が日本一といわれるのは、いく先々で見かけるお墓に色とりどりの花が供えられているからかもしれない。墓の前を通りかかったとき、花を替えに来ていたおばちゃんに話しかけてみると、毎日通っているという。先祖を大切にする気持ちは日本一強い土地だと実感した。

 この日記に書かれている場所はこの辺りです