竹島の漁師さんのご厚意により使わせていただいた作業小屋で朝を迎えた。小屋に打ち付ける雨音が響き、すきま風がぴゅーぴゅーと鳴っていた。
海上は予報以上に荒れている。とても海峡横断ができるコンディションではない。海峡横断は明日以降に持ち越しとなった。
となればあとは、竹島を満喫するだけ♪

竹島には商店も自動販売機もないため、お昼に来る定期便のフェリーの船内にある売店を利用できることを島の人に教えてもらった。しかし、この日の波は悪く、接岸しても短時間しか止まらないとのこと。
待つこと1時間、予定通りフェリーが入港してきた。漁港にはいつの間にか、出迎える島民の方々が集まっている。

接岸→タラップがかけられる→荷物の積み降ろし→車両の乗り降り→乗船者の乗り降り→買い物乗船なのだが、さぁ乗り込もう！とすると、「もう出るから無理よ」との一言…
接岸からたった10分で、隣の硫黄島に向けて出港となった。
仕方がなかったが、売店での買い物を期待していただけに、ちょっと肩を落とした自分がいた。